白髪がキラキラ光る原因

なぜキラキラと白髪が光るのかというと、
原因は白髪の中に空気が入り込むからです。

簡単に言えば、黒い健康な髪の毛には、
ぎっしりとメラニン色素が詰まっています。

髪の毛が黒く(茶色く)見えるのはメラニン色素によるもので、
白人のように金髪なのは、体質的に
メラニン色素の量が少ないからです。


もともとは髪の毛の色は黒かったのに、
髪の毛の色が抜けて白髪になってしまった場合は、
髪の毛の中にメラニン色素がなくなっているわけですから、
その分、隙間が空いてスカスカになっている状態。

その隙間には空気が入り、そこに光が当たることで、
光が乱反射してキラキラ光るようになるわけです。


白髪染めを使えば、
本来であれば白髪がキラキラするのを
抑えられるはずなんですが、
なぜか、白髪がキラキラすることもあります。

白髪染めを使っても
白髪がキラキラ光る原因を上げるならば、


・白髪染めが明るすぎる
・おしゃれ染めを使っている
・白髪内部まで染まっていない
・白髪染めで髪が傷みすぎている


といった要因が挙げられます。


・白髪染めが明るすぎる

白髪染めが明るすぎると、
白髪を十分にカバーすることができなくなり、
色が中途半端にしか入らなくなりガチです。

白髪染めの色の定着が悪く、
割と早い段階で淡い茶色のようになってしまい、
そのせいで白髪の中に隙間が増え、
白髪がキラキラ光るようになります。

自分の好みの色味で白髪染めをするよりも、
自分の地毛に近い暗めのトーン(色)で、
白髪染めをするようにしましょう。



・おしゃれ染めを使っている

髪を染めるには白髪染めとおしゃれ染めがあります。

オシャレ染めの場合、
黒い髪の毛を染めることを目的に作られていて、
いったん、髪の黒い色(メラニン色素)を破壊し、
そこに色を入れていくことになります。

オシャレ染めは髪の毛を明るくしたり、
色を変えることを得意としていて、
そもそも、黒や茶色などの色をあまり含んでいません。

オシャレ染めに対して白髪染めは、
その名の通り白髪用のカラー剤です

白髪を黒く染めることを目的に作られているので、
黒・茶色の色素を多く含んでいます。



・白髪内部まで染まっていない

白髪染めを使っていたとしても、
染め方が不十分で白髪内部まで染まっていないと、
白髪の中に隙間ができて、キラキラ光る原因となります。

普通の黒い髪の毛に比べると、
白髪は水分量が少なく髪質が硬い傾向があります。

白髪は白髪染めの薬剤を弾きやすい性質があり、
その分、白髪染めが白髪の内部にまで
浸透するのにどうしても時間がかかってしまいます。



・白髪染めで髪が傷みすぎている

ヘアカラータイプの白髪染めは一般的に
1液、2液(A剤、B剤)など2つの液剤を使います。

最初に使う液剤の役割は、
キューティクルを開くことです。

キューティクルは髪の毛の表面にあるうろこ状の組織で、
髪の毛を守る盾のような役割を果たしています。

キューティクルがあると、髪の毛がなかなか染まらないので、
白髪染めではキューティクルを開く効果のある薬剤を使い、
髪の毛が染まりやすくするわけです。


ここで一つ問題となるのが、キューティクルを一度開くと、
二度と、キューティクルを閉じることはできないこと。

髪の毛が傷んでしまうと、空気が入り込みやすくなり、
白髪がキラキラと光りやすくなってしまいます。




・白髪がキラキラする悪循環に注意!

何度も白髪染めを繰り返していくうちに、
髪の毛がドンドン傷んでしまい、
白髪染めが髪の毛に定着しにくくなります。

かといって傷んだ白髪はキラキラと光って目立つので、
白髪染めを使わないわけにはいきません。


キラキラ光る白髪を染めるために白髪染めを使い、
さらに白髪を痛めることで、白髪染めの定着率が低下。

色落ちしやすくなるため、以前よりも短い間隔で
白髪染めを使わなければいけなくなり、
ますます白髪の傷みがひどくなります。

白髪が傷めば痛むほど、白髪の内部に隙間ができ、
ますますキラキラ光るという悪循環に陥りがち。


白髪がキラキラ光るのを抑えるためには、
白髪染めの悪循環にはまらないように
気を付けることも大切です。